昨日はこのサイトのすべての記録が書きかえられた。
2007 年 02 月 07 日 の検索ヒット
合計 1,374 ヒット - : 492 - : 458 - : 247 - : 177
(トラックワード)。
一お連のカウンターは2/7の5:30 AMに1,277,201であったものが、2/8の6:30AMには1,279,184、つまり1.983アクセスと爆発していたし、Google AdSenseのレポートのページビュー数も3,362で過去最高であった。最近はコンスタントに600検索ヒット数は超えてはいたが、1,374という値はこの弱小サイトではさすがに異常値である。
その原因は、リサーチアルチザンの時間別のアクセス総数を見ることで、まずその一端は掴める。
12時のユニークアクセス数:364、アクセス数:667
13時のユニークアクセス数:135、アクセス数:312
この1時間あたりのアクセス数(特にユニークアクセス数)は、このサイトではやはりおかしい。つまり異常値なのである。
ではなぜにそうなったのかは、検索アクセスの詳細をみることでわかる(かもしれない)。(トラックワード)
(すべてのキーワード) | ||
---|---|---|
この異様なアクセス数を生み出したのは、[ももち ど ぶろぐ|10円饅頭:和ふ庵六区通り店。(浅草1丁目)]の存在である。つまり私がその記事を書かなければこの偶然は起きなかったということだろう。たぶんお昼のTV番組かなにかで和ふ庵が紹介されたのではないだろうか――調べたらTBSのピンポンで紹介されたらしい。
であれば、ここからわかることはふたつある。ひとつは、TVメディアとインターネットはお互いに対立しているものではなく相互補完的であるということだ。つまりTVで紹介されたものをインターネットで補足的に調べるというように、インターネットはTVの足りない部分――それはデータベース性である――を補っている。
そしてもうひとつはちょっと工学的な問題であって、このサイトは浅草を扱っているのだけれども、浅草はTV(メディア)に取り上げられることは多い。だからといってこのサイトがその度にアクセス数を増やしているわけではなかった。たぶん、今までもこのサイトにある浅草ネタはTVで紹介されてきたはずなのだが、それは昨日のような爆発的なヒット数には結びついてはいなかったのはなぜかなのである。
なぜ昨日は爆発したのか。これは推測の域を超えないが、たぶんこのサイトのファインダビリティ(見つけやすさ)、若しくは必然としての偶然(偶有性)が高まっているということなのだろう。
ファインダビリティ
find・a・bil・i・ty
a・設置特定可能な、あるいは進路決定可能な性質。
b・特定の対象物の発見しやすさ、あるいは位置の識別のしやすさの度合い。
c・システムまたは環境が対応している進路決定と検索のしやすさの度合い。……ファインダビリティが必要とするのは定義、区別、差異である。物理的環境では、大きさ、形、色、位置が対象物を区別している。それに対してデジタルの領域では、言葉というものに頼る度合いが非常に大きい。ラベルとしての言葉。リンクとしての言葉。キーワードという言葉。(『アンビエント・ファインダビリティ』:p5)
アンビエント・ファインダビリティ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅
ピーター・モービル(著) 浅野紀代(訳) |