午前7時起床。浅草は晴れ。

浅野史郎氏が、東京都知事選に立候補するらしい。

立候補するのはご本人の勝手だが、私は彼を支持することはないし、彼を支持するのであれば、民主党を支持することもない。

理由を詳細に書くつもりはないが、(私は)とにかくも浅野氏が嫌いなのである――彼は種の代表ではない。

彼の薄っぺらな言動や、TVで見る安っぽいパフォーマンスは、常に彼自身を満足させるためのものにしか見えない――つまり、つまらないし、感動もしないし、共感もしない。

彼は公の人ではなく、常に一個の消費主体として言動しているように(私には)見える。

すべての物事を損得で計る(お金ではなく、自分の感情を勘定する)計算高い子供にしか見えないのだ――たぶん同じような感性をお持ちの方は、彼に共感するのかもしれない。


その子供っぽさは、村井嘉浩宮城県知事の発言に顕著だろう。

浅野氏の発言「非常に無責任」 村井知事が批判 宮城
(河北新報:登録制)

東京都知事選への出馬が確実な浅野史郎前知事の宮城県知事時代の財政運営について、村井嘉浩知事は5日、「(退任時の借金が就任時の2倍に増えたことを)国の責任だというのは非常に無責任」と批判した。村井知事はこれまで、前県政批判は極力封印してきたが、今回は腹に据えかねたようだ。

定例記者会見で答えた。浅野氏が4日のテレビ番組で県の借金増を国の責任としたことを、村井知事は「国に言われたから予算を付けたというのはおかしい」と指摘した。

旧三本木町の保健医療福祉中核施設計画を浅野氏の判断で中止した例を挙げ、「知事の判断で事業は中止できる。(財政難は)浅野さんに最も大きな責任がある」と反撃した。

浅野氏が「東京都知事は宮城とか岩手県知事をやるのとは違う」と発言したことについて、村井知事は「岩手県民に対して失礼。そういう発言はしないほうがよいと思う」と述べた。

この反省なき子供っぽさは、典型的な中景なき感覚であり、そういう人が地方自治のトップにいることが、地方を壊す原因でしかないと(私は)考えている――彼は何に対して地方(中景・種)を守るのかが全然わかっていない。

私の普段の生活の中に、浅野氏のような方がいても、それは一向にかまわない――ただ無視すればよいだけだからだ。

しかし私の住んでいるところの、行政のトップにいられるのは困る――それは無視しようにもなんだか分からない権限をもって私に関与してきてしまうからだ。