高木屋老舗の桜もち高木屋老舗の桜もち


桜もち

午前6時55分起床。浅草はくもり。昨日、松屋浅草の1階の、特設会場を覗けば、「桜もち」が売られていた。

IMG_6458その華奢な巻姿を見て、どこのものだろうか、と見渡せば、葛飾柴又の「高木屋老舗」とある。

あーあの寅さんの、と毎週金曜日、WOWOWで放送されている「男はつらいよ」を楽しみにしているあたしは、思わず列にならんでしまったのだ。

桜もち」はその昔(と云ってもわずか3年6ヶ月ほど前まで)は大好きなものだったのに、それが今は、「桃の節句」「雛祭り」だ、となにか分かったような気持ちになるだけで、実際のところは(「桜もち」なんぞは)食えやしない。

あたしは「桜もち」と「草もち」を三個ずつ買って1008円を支払うと、なんとも中途半端な値段になって、と昔を知っているかのように、悔やんでみせた。

かといって、食べるのはあたしではないのだから、とぷーんと香る「桜もち」の香りを思い切り吸い込むと、あたしの「桃の節句」は淡いもちのピンクのように終わりを告げるのだ。

高木屋老舗
東京都葛飾区柴又7-7-4
03-3657-3136

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