門前仲町発東京テレポート駅行きバス
午前7時20分起床。浅草はくもり。昨日、あたしは門前仲町発東京テレポート駅行きのバスに乗った。友人の住む江東区有明の高層マンションへはこれが一番かなと思った。
このバスは生まれて初めて乗るものだが、その客層により大凡の町と成りがわかる。あたしの家のそばを走るバスは乗客の平均年齢は70歳を超える年寄りばかりだ。
車内は加齢臭が充満し、このバスには間違いなく痴漢は存在しない。何処の停車場でこれでもかと年寄りが乗り込んでくる。年寄り、ジジイ、ババァ、年寄り、爺、婆、である。走行中に、ポックリいくんじゃないか、と心配になってくる。
しかしこのバスにはそんなものはない。この日は土曜日ということもあり働く人は僅かりだったが、なによりも若い子供連れの夫婦が多い。そんなバスである。浅草ほど面白くはないが、そんなバスに乗せられてあたしは有明へと向かったのだ。