真面目なスーツ

スーツ午前5時50分起床。浅草は晴れ。昨日は雨の中を錦糸町までスーツを買いに行ってきた。吊しの安モノである。普通の真面目なスーツである。

スーツを買うのは何年ぶりだろう。あたしはサラリーマンの時から真面目なスーツを着て仕事をしたことがないのである。それが55歳になる今、真面目なスーツを着るはめになるとは思いもよらなかった。

ここで真面目なスーツと呼んでいるのはサラリーマンが着ているものであるが、全くサラリーマンじゃないあたしには全く必要なかったのだ。しかしサラリーマンじゃなくともスーツを着なくてはいけなくなった。


サイズはAB6(175-88)でズボンが大きいのである。ズボンは85cmで良いのだがまあしょうがない。へー、と自分でも思ったのだが、やっぱり吊しはサイズ合わせに限界があるようで、あたしは下半身に比べ上半身のサイズが大きいらしい。

今から20年前だったら下半身の方が大きかったのに、と自分の身体の変わりように気付かない間抜けな大山椒魚のような気持ちになったが、しかしこのスーツ、何回着ることになるのだろう、と買って直ぐに思ったのだ。