プラネテス(1)

プラネテス(1) (モーニングKC (735))

幸村誠(箸)
2001年1月20日
講談社
690円


プラネテス(1)

午前5時起床。浅草はみぞれ。プラネテス(1) を読んだ。1巻だけでなく2巻、3巻、4巻と続けて読んだのだが、もちろんKindleで読んだもので、Kindleで読むのは相変わらずの漫画なのである。

でも、久しぶりの漫画か、というとそんなこともなく、ここ半年で、かれこれ30冊は読んでいるから、ここにこうして書くのが久しぶりのことなのだ。

この漫画はその発売日を見て欲しい。なんと2001年1月なのである。古いなー、なのである。2001年といえば、あたしは「馬鹿からの脱出」、とばかりに、漫画は読まずに経済書や哲学の本などを読みはじめたころで、しかしその目指したところも、2009年8月に病に倒れて又振り出しに戻ってしまった(そういう病気なのである)。

しかし、またやり直す、と云っても、ご覧のように漫画ばかり読んでいる。なんか本の価値が急に落ちたような気がしていて、だからと云って漫画が急に価値が上がったわけではなく、全てはKindleなんぞを使った報いなのである。kindleは漫画しか読めないのだ。

しかしこのプラネテス(1) は、2001年という発売日を少しも感じさせるところがない。確かに月歴でいうと2075年頃を描いているので色あせるはずもないのだが、今思うのは、月歴2075年にこの本を読んでみたい、ということである(そんなことは無理だけれども)。愛は永遠か、と聞いてくるこの本に、永遠なのである、と年を取った自分が答えたいのだ。