せいろ大盛
午前5時30分起床。浅草はくもり。日曜日の日本橋室町は人がいない。いや人がいない、というのは言い過ぎかもしれないが、挙げ句の果てにお昼を食べる店も閉まっているのには参った。
「まあしょうが無いわね」、とあたしはちょっと諦めたのだが、ようやく探して入った「そば屋」がこの「満留賀」なのだ。「満留賀」は取り立て騒ぐようなものが何にもない、というところがウリのような気がする。
しかし「普通のそば」というのが案外難しく、あたしは「おおもり=もりそばの大盛」のことをいっているのだが、その「おおもり=もりそばの大盛」が無いところではどうするのだ、と聞かれそうだが、その場合、この「せいろ大盛」が「おおもり」になっているので頼むのである。
つまり「もりそば=せいろ」である。
ここは「せいろ」が3枚で大盛になっているようで、だからどうした、と云うわけでも無く、ただそれだけの店である。なにも主張しない、だけど毎日手繰れる味と値段が特徴の日本橋の店なのだった。
満留賀
中央区日本橋室町4-4-2 MKビル1F