えん
午前5時10分起床。浅草は晴れ。二日間ばかり雷門で用事があり、昼餉は近くの立ち喰いそば屋「えん」で摂った。本当は「手繰った」と書きたいところなのだが、気分は「摂った」なのだ。
「えん」は正真正銘の立ち食いで、あたしは中に入ると「もりそばの大盛」+「天ぷら」をもらう。
この「もりそばの大盛」と、「大もり」と云わずにわざわざ「の大盛」と書くのは、実際にあたしがそう呼んだからである。
それは品書きに「大盛 1.5玉 150円」と書いてあったからで、大した理由があるわけではないのだが、なんとなくこの垢抜けしない呼び方が気に入っていたりする。
さらに「天ぷら」を付けたのは、なにか「もりそば」だけではものたりなくなってしまいそうだからであり、この冷えた「天ぷら」が特別うまい分けではない。しかしこの「もりそばの大盛」と「天ぷら」を一緒にたべると、口の中は粉だらけになるが、あーこれは天国の味わいなのである。[浅草でランチ]
えん
東京都台東区寿4丁目13-11