蕎麦テリア
午前6時50分起床。浅草は晴れ。この日は遅い昼餉を浅草1丁目でとる。目当てはなにもなく蕎麦でも手繰れれば幸せだな、と思っていたところ、見慣れぬ看板があり十割蕎麦と書かれている。
あたしは十割蕎麦など手繰ったこともなかったので早速中に入る。
そこはまー見慣れない風景というか、普通蕎麦屋は初めてのところでもまるで自分の家に来たかのようにまったりできるのだが、ここは全然まったりなどしないのだ。
なにか借りてきた猫のようである。それに客も全てが観光客のようで、あたしが妙に落ち着かない。あたしも観光局になろうかしら、などと変なことを考える。
もりそばの大盛を頼むが、そんなのを頼む人もいないのか、みんな豪勢に酒など呑んでいる。なんなんだ、と思うが、暫くしてでてきた蕎麦を手繰る。うん、けっこううまいじゃないか、と納得して蕎麦を食う。しかしこの妙に落ち着かない空間はいったいなんなんだ、とそればかりが気に掛かかるのである。[浅草でランチ]
ソバテリア 浅草店
東京都台東区浅草1丁目30-12