天ぶらそば天ぶらそば


ういーん

午前5時30分起床。浅草はくもり。「ういーん」で昼餉ランチを食べたのだ。ういーん」と云っても鶴見の立ち喰い蕎麦屋である。なぜ「ういーん」なのかはさっぱりわからないが、とにかく入り口の暖簾には「ういーん」と書いてある。

店の中には食券機があるが、お金をいれて出てくる食券は懐かしいプラスチック製のものだ。大夫年を召したおばさんがひとりいて、あたしは天ぷらそばを頼んだが、待つ時間もなくすぐに出てきた。

天ぷらと云っても「かき揚げ」だ。しかしその「かき揚げ」が凄い。なんと竹輪の輪切り入りなのである。そんなことでいちいち「凄い」と云うなと怒られそうなのだが、この蕎麦をかっ込むともの凄い哀愁に覆われる。

この「天ぷらそば」は何処かで食べた事があるような気がする味なのだ。「かき揚げ」の中の竹輪がそう思わせるのかも知れないが、竹輪入りの「かき揚げ」があたしの心を惑わさせたのかもしれない。そんな不思議な「天ぷらそば」だった。

ういーん

ういーん
奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目3-18