「ごぼ天そば」と「大ざる」でランチ
午前6時45分起床。浅草は雨。人吉での
さて今年は何と何を食べようか、と思い、残念ながら常食の「もりそば」がないことを確認し、それじゃとばかりに「ごぼ天」をお願いしてみたのだ。
「ごぼ天」である。「かきあげ」は御法度にしていたのだが、これは「かきあげ」じゃないし(とわけの分からないことをいい)、まあ今週は良いかと「ごぼ天」を頼んでみた(なぜ今週は良いのかは謎なのだ)。
それと「大ざる」を頼み、合計でなんと1600円也。ちょっと東京では考えられない高いランチとなってしまったが、まあ旅のランチは高いのだ、とこれまた訳の分からないことをいうのだった。
東京で「立ち食いそば」ばかりを食べていると殆ど待ち時間がなのだが、ここは10分は優に待つ。腹はへっているし、腹がなる。そこに「ごぼ天そば」が香りを振りまきながらやって来るのだから、それはそれはうまいのだ。
「丸一そば屋」はなんといても出汁が素晴らしい。鰹の本節が丸のまま横たわっているようなその汁を飲むと、目の前が海になる。少々甘いのはしょうがない、そういう地域なのである。
そうしているうちに「大ざる」が登場だ。これはまたまた甘いのである。もうドンと甘い。しかしその甘さが頭の中で分かっていて甘いのである。それは頭の中でできあがっている味なのだ。
蕎麦を手繰る箸も軽やかに、この香のよい蕎麦を頂いたのだだが、いや、この蕎麦は東京では(たぶん甘すぎて)だめだろうが、人吉で手繰る「丸一そば屋」は天下無敵なのだ。
丸一そば屋
熊本県人吉市二日町7