チャーシュー蕎麦チャーシュー蕎麦


チャーシュー蕎麦

午前6時25分起床。浅草は晴れ。この日は泉岳寺に居で、皆さんの予想通り、ちゃんと赤穂浪士のお墓をお参りしてきた。そんな中、昼餉はお寺のそばに佇む「三松」でとったのだ。

三松」は何でもあるような立ち喰い蕎麦屋であるが、その何でもある、が「カレー」と「ラーメン」なのだから話がちょっと違ってくる。勿論主役は蕎麦だと思うのだが、ラーメンの比率が気持ちだけ大きいような気がした。

そして中に入って驚いた。狭いのである。なので自動発券機はない。厨房の前で叔父さんに向かって註文を伝える仕組みだ。そうなればだ、値段はいくらだかわからないのだが、蕎麦+ラーメンの具材も頼めるのじゃないのか、と思ってしまったのだ。それを考えていたら頼むしかなくなっていた。

「チャーシュー蕎麦」、とあたしは頼んでみたのだ。

叔父さんは、不思議な註文をするものだな、と一瞥すると、「チャーシュー蕎麦ね」、と云ってつくりはじめた。「やったー」、と心のなかでガッツポーズをするわけもなく、ただ水を取って待った。

チャーシューを冷蔵庫からブロックで出しては註文の度に包丁で切り取るようだ。そのチャーシューを薄く切りった。1枚、2枚、3枚と。その3枚のチャーシューを乗せて蕎麦がでてきた。おー立派な「チャーシュー蕎麦」になっているではないか。刻んだ葱がまるでチャーシューメンの様だが、確かに食えば蕎麦の味がしないのだった(笑)。

三松

三松
東京都港区高輪2丁目16-39