たけやのおにぎり
午前6時10分起床。浅草は晴れ。何年ぶりに食べたのだろう、このたけやのおにぎりを。味ごはんとたら子である。郡山にいたころによく食べたものだった。いやよく食べた、というより、今食べれば涙の出てくるような味なのだ。
同じ様なものは浅草にもある。けれど全然違う。おにぎりのおにぎりとしての質感が違うのである。一口食べる。その米粒1つ1つに込められた作り手の思いが違うのである。
醸し出す雰囲気が、そして創り出すその世界感がまるっきり違うのである。あたしは本来ならおにぎりなんてたべられるものではない。けれど食べたのだ。味ごはんとたら子半分ずつを。その味は忘れようにも忘れられないものだったのだ。
たけや
福島県郡山市堂前町18-3