とくもりとくもり


何を食べたのかをすぐ忘れてしまうような「とくもり」でランチ

午前4時40分起床。浅草は晴れ。この蕎麦屋はその昔「せんねんそば」だったところで、つまりこの蕎麦屋にいい思いではあまりない。しかし店名が変わったので違う店になったのか、と入ってみれば、あたしには同じ味にしか思えないのだ。

いや以前よりもさらに不味くなっているかもしれないな、と思う。しかし「あんまりうまくない店」というのが(あたしには)やたらとはまるランチなのだ。

と云うのもこの「とくもり」、頑張ったつもりだろろうが、まあ大盛り程度だろう。その上、味も大したことはないのである。その大したことのない蕎麦をこれでもか、と手繰る。そして食後はもう何を食ったか忘れているのだ。

昼に何を食べたのか忘れてしまう。それほど心に残るものでもないし、また直ぐに仕事に取りかかる。その忘れることのなんとなく素晴らしいことを、このあまりうまくない蕎麦屋は教えてくれるのだ(たぶん)。[浅草でランチ

とくもり

小粋そば
東京都台東区花川戸1丁目6-7 ライオンズマンション浅草駅前1F