かき揚げそばかき揚げそば


ばらばらのかき揚げそば

午前4時30分起床。浅草は晴れ。この日は仕事終わりの帰り道、東武線北千住駅についたあたしは、フォームの「小諸そば」に向かう。肌寒い日で、今日は暖かい蕎麦でも手繰ってみたくなったのだ。

暖かい蕎麦と云えば「かき揚げそば」である。あたしは「かき揚げそば」の食券で購入するとカウンターに食券を出したのだ。久々の暖かい蕎麦だ、楽しみであるが、しかし、出来上がった蕎麦を観ておもわす笑ってしまったのだ。

普通、この手の立ち喰い蕎麦では、円形に整えられた「かき揚げ」がついてくる。しかしこの「かき揚げ」ときたら形になってないのである。ばらばらである。いや、やるものだな、と独り唸った。

まあ、どうぜ形の崩れる運命である。どんな形でも「かき揚げ」は「かき揚げ」なのだ。あたしは七味(だったと思う)をサッとかるくふりかけ一口食べた。うん、うまい、と思う。これこそ立ち喰い蕎麦のうまさだ。

そして食べている内に「かき揚げ」は汁に混じりぐずぐずに崩れてくる。そのぐずぐずが浮いた蕎麦の汁をズズーと吸うのだ。あーこれは糖質制限食的にはまるっきしダメだな、と思いながらも最後まで食べるのだ。

小諸そば 北千住店
東京都足立区千住旭町42-1 東武鉄道北千住駅3,4番線ホーム