ラーメン大好き小泉さん
午前5時起床。浅草はくもり。「ラーメン大好き小泉さん」である。最近4巻が出たので読ませてもらったが、しかし、ただのラーメンの話なのである。何故にラーメンなのか、と云えば、それが皆に知れ渡っていて、話しやすく、そして誰でも食べているものだからだろう。
あたしは、少なくとも血糖値の上昇を考えなければならない。勿論食べ続ければ血糖値は上がりっぱなしになり、つまり糖尿病は少しも良くならない(むしろ悪くなる一方だ)。
なかば命がけで食べる。
しかし、あたしはラーメンが大好きだ。出来れば毎日、三食ともラーメンでもいいと思っている。
つまり「ラーメン大好き桃知さん」なのである。だけどラーメンは食べられない人なのだ。
つまりだ、この本は、そんなあたしの「カタルシス」として機能しているのである。
ただ「カタルシス」ではあるが、それは悲劇である必要はなく、むしろ幸福な終わり方(ハッピー エンド)の方がいい。
それはなにもこの本に限ったことではなく、マンガを読むときの常識であり、あらゆるラーメン本に共通するものなのだが、悲劇は必ず付いてくるもので、今回は、なにをどう騒ごうが、あたしがラーメンを食べられない、てことにつきるのだろう。