ハーフ冷麺の恐怖
午前5時30分起床。浅草は雨。17日の〆は「をかしら屋 盛岡大通店」の「ハーフ冷麺」だった。〆と云っても意地で食べた様なもので、この日のあたしの腹は120%に膨れあがっていたのだ。これは相当にきついのだが、挙げ句の果てにこの「ハーフ冷麺」を食べる事になった。それは盛岡に来て冷麺を食べないわけにはいかない、というあたしの(かってな)掟に従う酔っ払ったあたしがいたからだ。
冷麺ぐらい幾らでも食べられるだろう、と思うだろうが、この日の胃袋は様子が違っていた。それは「をかしら屋」に来る前から感じていたことなのだが、とにかく食い過ぎだったのだ。「すゞ禅」で目の前の料理は(お茶漬け以外は)全て食べ、「見聞録」では何時ものお通しを全部食べ、その上柿を剥いてもらって食べていたのだ。つまり腹は既に100%を越えていたのである。その上「をかしら屋」ではホルモンを焼いて食べた後なのである。
そこにこの冷麺である。いくらハーフとは云え「をかしら屋」の冷麺の麺は半端ではない。太い麺を口にいれると(大袈裟だが)ゴキュゴキュと音ガするような恐ろしいコシで口がいっぱいになる。そのコシが強いところが(本来は)うまいのだが、この日は喉から先に入っていかない。それではとキンと冷えているスープを飲んで押し入れるが、あたしの腹というか胃袋はもう満杯のようで食道の辺りで止まってるのだ。だけどもう少しだ、と気合いを入れ直し、この「ハーフ冷麺」を漸くやっつけたのだ。
をかしら屋 盛岡大通店
岩手県盛岡市大通1丁目4-5