白丸元味白丸元味


「白丸元味」といラーメンでランチ

午前5時40分起床。浅草は雨。「一風堂 浅草 ROX 3G店」で昼餉ランチにしたのだが、滅多に食べないラーメンにしたのが単なる気まぐれで、特別うまいとかまずいという感想はなかった。ただ、あまりに久々なものだから、この見るからに博多産のラーメンを、何の因果か浅草で出されると、これををラーメンと呼んで良いのか、と途惑ってしまった。なんと云ってもこれはスープが乳白色(豚骨)なのである。慣れ親しんだ醤油は微塵も感じられない。

そんなことは博多のものだから当然と云えば当然なのだが、期待していた匂いが店内からはしない。まあ、「浅草 ROX 3G」(隣は「下町天丼 秋光」だ)にいて、豚骨の匂いをこれでもか、と振りまくのはどうかと思うが、興ざめしたのは確かだ。所謂「豚骨ラーメン」を啜るのは実に8年振りなせいもあるだろうが、何かが確実に足りないなと思った。

「豚骨ラーメン」と云えば(あたしの中では)熊本である。その熊本の記憶からはずっと洗練されたラーメンだが、温玉のトッピングもスマートだ。しかし温玉さえも「こんなものだろうね」、と思うのはどうしても熊本の印象が強いからで、要は別物、もしくはジャンルが違うと思うしかなかった。ついでにもらった餃子も、小さいだけでこれと云った特徴のないものだった。これが噂に聞く「一風堂」なのかと思う。この日も行列が出来ていたし、外人のお客さんが数多く目立った。浅草まで来てなぜに「一風堂」なのかと思う浅草の人なのだった。

温玉

餃子

一風堂 浅草ROX・3G店
東京都台東区浅草1-26-5 浅草 ROX・3G 1F