肉つけそば(2玉)肉つけそば(2玉)


ウエスト 熊本下通店

午前5時10分起床。浅草は雨。熊本市最後の朝、ホテルで目覚めたあたしは、ホテルの朝飯には目もくれず、蕎麦を食おう、と(また)思った。それは下通商店街の一角に、24時間営業の「生そば 居酒屋」の看板を見つけていたからで、その店は「ウエスト 熊本下通店」と云う。「ウェスト」と云えば、前日の昼に、「ウエスト 熊本銀座通り店」で蕎麦を食べていた。

それは、いい気分で過ごせた「うどん屋」であった。そして、今度は「生そば」を全面に打ち出した店だ。そそるのだ。例え半割の蕎麦でもいい。あたしの好きな「肉つけそば」を食わしてくれるのだ。それも3玉までの増量は無料。ただし、それには秘密があって、値段が最初から高いのだ。前日食べた「ごぼう天そば」も(同じ店なのに)ここでは別物のような値段になっていた。

あたしは「肉つけそば」を2玉で頼んだ。ここは「立ち喰い蕎麦屋」では無いので、出てくるまでは暫く待つ。やがて、あたしのテーブルに置かれた「肉つけそば」は、温玉の存在と青いねぎが特徴的だが、ラー油が別に付いてきた。あたしはラー油はいらない。なので、肉と温玉とねぎと海苔を蕎麦に絡ませるように混ぜ、そして汁につけて食べてみた。

そしたら期待を裏切る味だったのだ。(なんとなくだが)全体がバラバラで、ひとつの作品(商品)としてのまとまりがないのだ。その理由のひとつは容器にある。東京で、サクッと食べる蕎麦屋には、まず無い蕎麦の容器に食べる前から気がひけた。これだけであたしは食べる気力を失いそうになった。それとこの「肉つけそば」を造りなれない地理的な要員も大きいのだろう。(たぶん)温かい「ごぼう天そば」ならうまかった、と書いたはずだ。

肉つけそば(2玉)

生そば 居酒屋

ウエスト 熊本下通店
熊本県熊本市中央区下通2-2-32 宗方ビル1F