新しい日本型資本主義 
はみ出るヒレカツカレー（小盛り）
カレー食堂 肥後咖喱研究所
午前5時50分起床。浅草は雨。よくも雨ばかり降るものだと思う。今年の熊本行きで、あたしが行きたかった処が「阿蘇くまもと空港のレストラン街」だった。そのレストラン街には「いきなりステーキ」が入っていて、「くまもとあか牛」がメニューにあったはずなのである。だが、何時のまにかにフードコートが出来でいて、「いきなりステーキ」はその中にあるものの、なにか何時もの「いきなりステーキ」感がなくなっていた。
少しガッカリしたあたしを捉えたのは、隣に店を構える「カレー食堂」の看板だった。（あたしは）その看板を眺め、そしてメニューを見て、よし今日はカレーを食べるそ、とランチのメニューを決め始める。なんでも、カレーは「くまもとあか牛」を使っているとのこと。量は少しだろうがまあ良い。そして、売りである「はみ出るヒレカツカレー」を小盛りで貰った。小盛りとはいっても、ご飯が少ないだけで後は同じ量である。
このカレー、やはり「ヒレカツ」を揚げるのに少し時間が掛かったが、まあ、待たせることなく出てきた、といってもよいだろう。あたしは例によってカレーを直接食べる。成る程こういう味なのね、と思う。そして「ヒレカツ」を食べる。これも、成る程こういう味なのか、である。ただ「ヒレカツ」にはソースが塗ってあり、それをご飯と合わせるとおいしい。
勿論、カレーもしかりである。その上、「ヒレカツ」と「カレー」のハイブリッドは結構うまく、それにご飯を合わせると最高だった。糖尿病患者には御法度の食べ物が実は一番うまい。それは分かっているが、それを食べないようにする涙ぐましい努力。しかし、そんな努力など、どっかへ消えてしまう結末。まったく値段は高いが、それはしょうがないのだろうな。
カレー食堂 肥後咖喱研究所
熊本県上益城郡益城町小谷1802
