カルビをたまごで食べる カルビをたまごで食べる


カルビをたまごで食べる

午前5時30分起床。盛岡はくもり。昨日盛岡に入ったのだが、あたしゃ余りの気温に違いに驚いた。浅草と10度は違うのだ(もちろん浅草の方が高い)。おもわす口にする「涼しい」。ただ朝は雨が降っていたらしく、湿度が高く最悪だ。ねっとりとした空気が肌に纏わり付くのだ。

この日のランチは「食堂園」にお連れいただいた。いつもの「冷麺」をいつも(盛楼閣)とは違う処で食べようという趣向である。「食堂園」は1954年の創業の盛岡冷麺発祥の店である。「盛岡冷麺」を生み出した青木輝人さんが居られた店だ(たぶん、『盛岡冷麺物語』に書いてあるはずだ(笑))。

この店は、以前も来たことがあるのだが、ここであたしは初めてのものにであった。

「たまご」である。それも生である。

「すき焼き」に「たまご」はよく分かる。甘いくて濃い「すき焼き」のタレには「たまご」なのである。もちろんご飯に合うことは百も承知だ。しかし、この店では焼肉に「たまご」なのだ。研いで使う。早速食べてみると驚きの味なのである。

うまいではないか。

反則である。

見事に「カルビ」と「たまご」があうのだ。それは偏に甘くて濃い焼肉のタレのおかげだが、そしてこれは間違いなく白いごはんのものなのだ。

熱くて白いごはんが欲しい。

そのごはんに黄色く色を纏った焼けた「カルビ」をのせて食べる。そして、あまった「たまご」をごはんにかける。あーと思いながらも、ごはんはついに食べずじまいだったのである。まったくこんな時に糖質制限食は損をしたような気になるのだ。

カルビ

ごはがほしい

食堂園
岩手県盛岡市大通1丁目8-2