大もりとそば湯の飲み方
午前4時40分起床。浅草はくもり。盛岡では珍しく、2次会が終わってもまだ腹が減っていた。とはいえ、あたしの食べられるものは限られている。ラーメン等は絶対に食べてはいけない幻の食材であり、ステーキは、と思うが、どこで食べていいのかわからない。
今思いつくのは蕎麦しかなかった。
それも確実に「もりそば」の類であり、そして、確実に「寝る」ためのもだという、なんだかわからないものだ。そう、これは10年前(脳梗塞で入院する前)の感覚に近いもので内心嬉しい。だけど、寝るために腹を満たすなんてとんでもないことなのである。
それは翌朝の血糖値の問題である(つまり寝ている間の血糖値の高さだ)。
しかしだ、「えい、かまうものか」と「手打ちそば かしわや」の暖簾をくぐる。たのむものは「大もり」だ。そして、ここの白眉の「そば湯」を貰う(黙っていてもでてくるが)。「かしわや」では「そば湯」専用の茶碗が一緒だ。以前にも書いたが、それは「そば湯」専用なのである。
ここはあたしの「そば湯」の呑み方を知っているのかと思う。「そば湯」を呑むと満杯の膨らんだ胃袋がスッキリとする様な気がする。だからあたしは蕎麦を手繰りながら「そば湯」を呑む。まるでそれが正しいと言わんばかりにだ。しかし、翌朝起きて思うのだ、あー今朝も生きていると。
あたしは「そば湯」でつけ汁を割るのを好まない。「そば湯」は「そば湯」だけを飲むに限る。最初から「そば湯」を楽しむ。何処でも可能な限り同じ様な「そば湯」の飲み方をしている。from そば湯の飲み方。(ゆで太郎本所吾妻橋店:墨田区吾妻橋3丁目)
手打ちそばかしわや
岩手県盛岡市大通1丁目9-21