翁そばのカレー南ばんそば玉落とし
午前5時30分起床。浅草は晴れ。「混沌」である。「混沌」を食べるのは幸せである――「翁そば」で「カレー南ばんそば玉落とし」を手繰ったのだ。ビールも呑まずにである。玉落としされた「たまご」をカレーと「混沌」させて食べる。このカレーは旨い。
いや、カレーと云うよりも、カレーと蕎麦出汁の混沌が旨い。
さらにこの混沌に「たまご」が入るのである。不味い訳はない。
混沌が益々混沌としてくる。
しかし、主役は蕎麦である。
凄いだろう、もう、何が何だか分からなくなってくる。
その分からなくなったものを手繰るとういう行為もさることながら、造っている最中のおかみのさんの姿が又美しい。くるくるとカレーの汁をつくる。そのカレーをかき混ぜる姿が、いつも(何気なく)見えるのも、この混沌に一役かっているのだと思うなんだかわからない夜だ。[浅草でランチ]
翁そば
東京都台東区浅草2丁目5-3