白身魚の照り焼定食
午前5時50分起床。浅草はくもり。この日は「墨田区役所 食堂」でランチを食べたのだが、「ヘルシーセット」の中身は「白身魚の照り焼定食」であった。問題はこの「白身魚」がなんであるかだ。一般には白身魚とは"肉の部分が白い魚"のことで、タイ・ヒラメ・タラなどのはずだ。
しかし、そんな高級魚とは思えないし、ましてやこれは役所の定食だである。でるはずもない。
それじゃなにか?と思うのだが、あたしには「魚」を考えるだけの「ことば(語彙)」が不足していることに気づく。名前を知っていれば(語彙があれば)これは○○だ、と云えるのだが、あいにくと名前はわからないのだ。
それでも食べると、なんだかわからない味がする。何だろうと、ますます不思議になってくる。
この「なんだかわからないもの」というものなんか変だ。「なんだかわからない味がする白身魚の照り焼定食」の魚を「白身魚」と呼ぶのは「有り」なのだろうが、なんか変な話である。身元不明の白身魚(たぶん深海魚なのではないだろか)がいるのに、これを「白身魚」とくくって名を明かさない。
「白身魚」、便利な言葉があったものだが、(たぶん)その名前を知りたくとも、知らないままの「白身魚」が結構溢れているのだろうな、と今更ながらに思ったのだ。しかし、この魚の本名、「さかなクン」なら分かるかな(笑)、と本気で思ったのである。
墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1-23-20 墨田区役所1F