八幡平杜仲茶ポークの特上カツ八幡平杜仲茶ポークの特上カツ


とんかつ 八山

午前6時起床。盛岡は晴れ。昨日盛岡市入りし、今日には帰るという慌ただしさ。しかし、昨日盛岡に着くと「冷麺にしますか、それともとんかつにしますか」との下河原さんからの声が。あたしゃ「今日はとんかつにしましょう」と答える。それじゃ、という事で連れていってくれたのが「とんかつ 八山」という店だった。

この店は、今年2月に出来上がったばかりだそうで、元は中華料理店だった広々とした店内に、机と椅子を置いていた。店の感じは「とんかつ屋」とは思えない、つまりサッパリしているのである。あたし達はこの店で「八幡平杜仲茶ポークの特上カツ」をお願いした。

「八幡平杜仲茶ポーク」と名付けられたこのブランド豚に興味津々だった。どんな味がするのだろう。ご飯は「小」をもらい、後は出てくるのを待つばかりだ。その待つ間に、コーヒーを自分で入れてきた(と云ってもボタンを押すだけだが)。

そうしている内に「八幡平杜仲茶ポークの特上カツ」が出てくる。「ほーなんだこのあっさりした感じは」なのである。一つ食べる。なるほど「とんかつ」とは思えない軽さだ。これは揚げている油が違うのだろうと思った(後で調べたら「米油」だそうだ)。胃に全然もたれることがない。

これだけの量を食べながら、午後からの仕事に全く支障がなかった。これは特筆すべきことだろう。あたしは半分をソースで、残りの半分を塩で食べた。塩で食べると豚のうまさがよく分かる。軽いのである。でもだ、最後のあーという溜息が出てこないのだ。

原因は油だろう。軽くていいのである。それがこの店の特徴である。

しかし、この男は「とんかつ」は「ラード」だ、と思い込んでいるわけで、その思い込みは、永遠この歳まで続いている。それが災いしてしまった。「とんかつ」は是非ラードで揚げて欲しいと思っている。それも「八幡平杜仲茶ポークの特上ラード」でだ(むりか)。

八幡平杜仲茶ポークの特上カツ

とんかつ 八山
岩手県盛岡市菜園2丁目6-1