しらすそばしらすそば


大盛のない渡邊でらすそばともりそば

午前5時10分起床。浅草は雨。この日は新宿にいて、ランチは「渡邊」でとったのだ。暑い日で入り口には大勢の行列が出来ていたが、あたしらは運良くすんなりと入れたのである。そしてレジのすぐ横の席に座ったのだ。兎に角変わったものが多い蕎麦屋だが、ここには大夫前に一度来ていた。

すだちそば」を手繰った記憶がある。そして、ここの蕎麦の量は上品なのだ、との記憶が。つまりは量は少ない。あたしらはメニューを見て、「しらすそば」を手繰ってみようと思ったのだ。それでも普通盛りでは一寸足りないな、と思い大盛を頼んでみた。

そしたら大盛は出来ないと云う。その代わりに「しらすそば」と「もりそば(一枚)」を出してくれるというのだ。

ほー面白いじゃないか、とあたしは喜んでそれを受け入れたのだ。この日は暑い日だったが、「しらすそば」の「大根おろし」と「しらす」のコラボレーションは見事だった。サーッと汗がひいてゆく(違う理由だというのはなしだ)。

なかなかうまいな、と思うが、家人は汁が塩辛すぎると云う。確かにここの汁はかえしの段階で、砂糖の割合が少ないのだ(たぶん)と思う。だけどもっと塩辛いところはざらにあるよ、と話すと、そうかなと云って黙々と食べていた。

そして「しらすそば」を食べ終わるころ、「もりそば」の登場だ。うんこれもなかなかうまい、とあたしは云うが、家人曰く、新宿は蕎麦屋が少ないから駄目なのよ、と仰る。そりゃ浅草とは違うわな、と思うが、いや、なかなか蕎麦に五月蠅い内の家人なのだった(笑)。

もりそば

渡邊
東京都新宿区西新宿1-12-10