『ブライトバーン/恐怖の拡散者』TVCM「アゴが外れるほど怖い篇」
アゴが外れるほど怖い
午前3時5分起床。浅草は晴れ。最近TVCMを見ていて、あたしの耳を逆なでしているフレーズがある。それが「アゴが外れるほど怖い」というものだ。
これは『ブライトバーン/恐怖の拡散者』のCMの為に考え(抜かれた)ものだろうが、「アゴが外れる」とは、本来、愉快でたまらずに大笑いする様子のことだ。
だから「アゴが外れるほど怖い」とは通常は使わない。
それが(「アゴが外れるほど」)は全く逆の意味である「怖い」を持ってきてしまっているのだ。つまり、「連体修飾部」である「アゴが外れるほど」は「怖い」を修飾しているのだが、これが変な感じをあたしに与えている。
つまり、これで意味が通じないのか、と云われると見事に通じる。しかし、その様子(アゴが外れるほど怖い)が想像できないのだ。
だから、なんなんだ、と思う。
それにもかかわらず、コマーシャル的には、この「アゴが外れるほど怖い」というフレームは成功している、と思う。この映画は、あたしの興味の対象外であるにも関わらず(怖い映画は一切だめなのだ)、こうして、ブログ記事になっているのだから。