野菜たっぷり幸楽のホルモン鍋

野菜たっぷり幸楽のホルモン鍋


野菜たっぷり幸楽のホルモン鍋

午前5時起床。浅草は晴れ。「下河原さん」から、「ホルモン幸楽の味付けホルモン」と「キムチ」をいただいたのはいいのだが、あたしの知らない内に、家人が調理したものが写真の鍋である。いや、これには参った。家人曰く「野菜が多いほうが巻煎風で美味しいのよ」なのだ。

いや、ちょっと待てなのである。この「ホルモン」を食べる時には、本当は「ジンギスカン鍋」を使うのだが、「美々卯のうどんすき」用の鍋を使うようにしていた。それは「ホルモン」を鍋にいれその上からキャベツを惹いて蓋をしてしまう方がうまい、というあたしのこだわりからである。

そして、その鍋はどこかハードボイルドなのだ。堅いゆで玉子である。何時もはふにゃふにゃ系に料理をつくるのを許すあたしが、この時ばかりはおやじとしての意地をみせる。それが1年に1度あってもよいと思うのだ。

ふにゃふにゃ系の鍋

しかし、この鍋にはあたしの意地が見られない。ふにゃふにゃ系の料理になった。野菜がゴチャゴチャしている。いつもは目立つ豆腐も野菜の中に沈んでいる。そして何よりも「ホルモン」が野菜を従えているのではなく、野菜の中で生まれたようにあるのだ。

それでもあたしは小鉢にとってもらう。そして食う。そしたら、なかなかうまいのだ。あたしは「うん、うまいよ」と家人を褒めてしまた。あー若しかしたら失敗なのかもしれない。また「幸楽のホルモン」がきたら、こんな風なふにゃふにゃ系の鍋になるのかもしれない、思った。

そして、ホルモンはタダでさえ甘いのに、この鍋はもの凄く甘く感じる。そして口直しに食べた「キムチ」も環を掛けて甘いのだ。そうだ、ここの「キムチ」は飛ぶきりの甘さなのだった、と一年ぶりに思い出してしていたのだ。

小鉢にとる

キムチ

ホルモン幸楽
秋田県鹿角市花輪堰向5