佐嘉湯の華雑炊佐嘉湯の華雑炊


温泉湯豆腐

延岡市の「伊藤さん」が、「佐嘉平川屋のとろけて美味しい温泉湯豆腐」を贈ってくれたので早速作ってみた。まあ「湯豆腐」である。しかし、この「湯豆腐」、まるっきし普段の「湯豆腐」とは違っていた。

温泉湯豆腐(作成途中)

それは調理水が一本付いてきていることが大きい。それは佐賀県の嬉野温泉の温泉水だ。ぬめりのあるお湯は、ナトリウムを多く含む重曹泉で、なにを隠そう、「温泉湯豆腐」の生みの親。弱アルカリ性の温泉水が、豆腐をとろとろにとろけさせる。

つまり、その調理水と豆腐を一緒に煮るのだ、この豆腐は最初からでかく切る。そのでかい豆腐を鍋に入れぐつぐつと煮るのだ。そして全面が完全に白濁し、豆腐の表面がとろりとなったら出来上がりなのである。

温泉湯豆腐(完成)

胡麻だれ

一緒についてきた「胡麻だれ」を付けて食べてみる。これが抜群にうまいのだ。そして、これだけでは終わらないところが凄い。やがて野菜を入れて炊く。そしてまた「胡麻だれ」を掛ける。あーなんてうまい「湯豆腐」なんだろう。でも、歳のせいが、この具材だけで腹が一杯になってしまった。今晩はここで打ち止めだ。

湯豆腐と野菜ときのこ

佐嘉湯の華雑炊

次の日の朝、ご飯を入れて「佐嘉湯の華雑炊」をつくった。これもきのこ具材がついて来ているので、それと飯とをいれて炊く。そう「雑炊」なのだ。「雑炊」を食べるのは一体何時以来のことか。たぶん、あたしが倒れてからこの方、雑炊なんてお目にかかったこともなかった。

ただ、飯と云ってもそのままではまずい。だから「マンナンヒカリ」を混ぜて炊いたご飯をいれて、残った具材と鍋の中身をぐつぐつとやるのだ。それは見事な「雑炊」になる。その「雑炊」をお椀一杯食べだ。勿論「胡麻だれ」を掛けてだ。いやーうまい!