唐揚げおぼろ丼唐揚げおぼろ丼


唐揚げおぼろ丼

午前4時40分起床。浅草は晴れ。この日の「墨田区役所 食堂」は何故か人がいっぱいだった。それも爺さんと婆さんの団体だ。あたしに、爺さん婆さんと呼ばれるように、皆(あたしより)十歳は歳上な人達なのだが、その人達が揃ってランチを食べているのは壮観だった。

時刻は13時。あたしは「唐揚げおぼろ丼」をランチに選んだ。この「唐揚げおぼろ丼」、なんと検索してみたら検索数0件なのだ。「おぼろ丼」はある。勿論、「唐揚げ丼」もある。でも、「唐揚げおぼろ丼」はない。

ご飯は例によって3分の1にしてもらい、その上に「炒りたまご」の黄色と、挽肉の茶色い「そぼろ」が乗る。そして中心に「唐揚げ」、緑色の枝豆が散らされていて、挙げ句に「紅い紅生姜」である。こんなに色とりどりの丼なんてそうは無いだろう。海鮮を入れずにも見事な色合いだ。

混ぜて食べる

その見事な出来の「唐揚げおぼろ丼」は、浅草の店では見たことがないし、家でも「おぼろ豆腐」というのは食べたことはあるが、「唐揚げおぼろ丼」は初めて食べた(たぶん)。ご飯は3分のと注文し、少なくしてもらったつもりだったが、まだまだ多く、さすがに丼は違うなと思わせる。

その多すぎるご飯を最後まで食べた。正月早々これではいけないな、と思いながらもだ。そう、全てを思い切り掻き混ぜてである。「そぼろ」になった「たまご」と挽肉がご飯と混じる。混ぜると黄色と茶色と白の区別が付かなくなる。その混沌の中で「紅生姜」がアクセントになる。そして、混ぜずに取っておいた「唐揚げ」もうまいのだった。[浅草グルメ]

唐揚げおぼろ丼

唐揚げおぼろ丼

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F