あんこ玉


あんこ玉

午前4時30分起床。浅草は晴れ。こんな時にしか記事にはしないと思われる舟和の「あんこ玉」である。これは時々買って帰るのがあたしの癖のようなもので、「舟和 本店」で買うのだ(どちらかというと酔っ払っている時が多いのだが)。だけどこの日はしらふで散歩の途中に寄った。

レジで女の子をちょっとからかいながら「あんこ玉」を一箱買い家に持ち帰る。だけど、あたしは「あんこ玉」を食べた事がない。ただ「あんこ玉」をしげしげと見る。その丸めれらた「あんこ玉」を見て、あんをくるんだ寒天の見事な緊張具合にいつも感動する。なんと綺麗なんだろう、と見つめている。

家人があんこ玉を食べる

そして、家人が「あんこ玉」を食べるのを見ているだけなのだ。見ているだけで幸せなのだ。彼女にはあたしにはないものがある。そう膵臓がきちんと機能し、腎臓も元気なのである。だからこそこの甘い「あんこ玉」を食べられる。あたしにはそれができない。

色鮮やかな小豆と白いんげんと抹茶、それに苺とみかん、そして珈琲の味がする(という)「あんこ玉」の色はいつ見ても綺麗だ。そんな「あんこ玉」を食べている家人がなによりも素敵だ。そして、ただ見ているだけのあたしはと云えば、そう糖尿病なのである。[浅草グルメ]

あんこ玉

舟和 本店
東京都台東区浅草一丁目22-10