薬味そば薬味そば


ゆで太郎

午前4時15分起床。浅草は晴れ。はっきり云ってお昼に食う「立ち食いそば」はうまい(と思う)。あたしはここ最近は行動が抑制されていて(新型コロナウイルスのせいだ)、ウチ近所にも行く機会は減っている。しかしその中でも「ゆで太郎本所吾妻橋店」と「文殊浅草店」は抜群だ。

あたしはこの二つの店があれば、自分のランチの10分の7ぐらいは大丈夫だと思っている(笑)。

今日は「ゆで太郎本所吾妻橋店 」に行くことに決めた。暑いぐらいの日差しを受けて揚々と歩く。マスクが邪魔だ。日焼けしてマスクの後が残ったらどうしよう(笑)。マスクを外して歩いている人もいないし、いったいいつまでマスクをしていればいいんだ、と思う。(たぶん)ワクチンができあがるまでは、いやでもマスクをしなくてなならないのだろうな。

薬味そば

「ゆで太郎」ではなにを食べるのかを決めていなかった。食券の自動販売機を宿り木のようにし、ぐるっと一通り目を這わす。「2枚もり」にしようか、と思うが、いやまて「薬味そば」もあるぞ、と踵を返す。結局、今日は「薬味そば」にした。「薬味そば」は「天かす」の天才ぶりをいやというほど味合わえる。

待つことしばし、ようやく「薬味そば」の登場だ。この蕎麦はトッピングが命の蕎麦である。「茄子」、「茗荷」、「貝割れ大根」、「ねぎ」、「天かす」、「海苔」、そして「花がつお」。トッピングが覆っている。この大好きなこのトッピングの数々を「天かす」をもってませ合わせるのだ。

まさに「天かす」は天才なのだ。

蕎麦をませ合わせることなど普段の食事では考えられないことなのだが、こと「薬味そば」となれば韓国料理のように念入りに混ぜ合わせる。「天かす」と混ぜ合わせる、とすべてが油を含んでまろやかになる。これが正にうまいのだ。「薬味そば」という希有な逸品ここにありなのである。[お蕎麦deランチ]

薬味そば

ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7-4