うさぎやの売場うさぎやの売場


うさぎやの売場

午前3時30分起床。浅草はくもり。「うさぎや」に行ってみた。久しぶりの上野・御徒町である。気になっていたのは「うさぎや」で、はたしてどうしているのかな、と気になっていたのだが、そしたら、店内には入れず店の前で販売をしている。つまり玄関にシートを貼り、一度に2名だけに売ることができるシステムをとっていた。

お客さま同士の間にはパーティションが立てられていて、隣人の飛沫を防いでいる。成る程、これなら(どこが「うさぎや」なのかはわからなくなっているが)新型コロナウイルス感染症対策は大丈夫だろう、と思わせる。でもやっぱり中に入りたいのは山々だろう。あたしはビニールをひょいと上げ入る衝動を止めていた。

どらやき

家人は「どらやき」を五個(うち一個はすぐに食べる)を注文した。すると店の人は奥に引っ込みその商品をもってくる。以前も似たような風景だったが、そう、この「どらやき」は製造行程が不明なのだ。突然ゼロからこの世のものとなる(ように見える)。その不明なところがおいしさの秘密なのだ、とあたしは前々から思っていたが、その流儀は代わらない(らしい)。

そして、一個だけ直ぐに食べるようにもらった「どらやき」を二人で歩きながら食べた。

今回はあたしは半分もらって食べる。最近、血糖値の具合がいいのである。しかしこの「どらやき」を食べた途端、目が潰れるのか、と思った。甘いことこの上ない。いや、この甘さをすっかり忘れていた己の馬鹿さ加減にガッカリしたのだが、しかし、そのみずみずしい餡子を見て「流石うさぎやだ」と宣うのである。

うさぎや

どらやき

どらやき

うさぎや
東京都台東区上野1丁目10-10