モモログ4

シウマイまん

シウマイまん

午前3時50分起床。浅草はくもり。「崎陽軒」の作った「シウマイまん」というものを御存知だろうか。あたしは初めて買って来て食べたのである。上の写真がそれだが、「シウマイまん」の白い肌には、瓢箪の醤油入れの「ひょうちゃん」の烙印が押しててある。

小さな饅頭のような（いや饅頭というべきだろう）形をしている。でも、そこは「崎陽軒」のつくったものだから、ちゃんと「シウマイ」が入っているのだろう、と二つに切ってみた。出てきたものやっぱり「シウマイ」だった。いや、正確には「シウマイの餡」と云うべきものだ。

不思議な食べ物

食べれば、ちゃんと「シウマイ」の味がするのだが、「シウマイの餡」の周りを囲んでいるのは「シウマイの皮」ではなく、「肉まん」の饅頭'（まんとう）部分だ。つまり「シウマイの餡」が「肉まんの餡」の替わりに入っている饅頭と思ってもらってよいだろう。

しかしこれは異様と云ってもよく、あたしは病気（糖尿病）の為2個にし、まず1つはそのまま温めずにたべたのだが、「肉まん」のように餡に強力な味とジュージーさが足りないのだ。食べるとまわりの饅頭に負けそうになってしまう。これじゃだめだ、とそれで電子レンジでチンをして食べてみる。

すると、あら不思議、断然うまくなってくる。これは不思議な食べ物だと思った。「シウマイ」は温めずに食べた方がうまい、いや好きだ。でもこれは温めるとおいしいのである。それは、不思議な食べ物なのだったが、家人は残りを全部たべる。「あら、おいしいわよ」、と期待（？）を裏切る答えだったのだ（笑）。

崎陽軒 松屋浅草店
東京都台東区花川戸一丁目4-1 B1F 松屋浅草