玉子とじ大海老フライ玉子とじ大海老フライ


勝手にデリバリー

午前3時30分起床。浅草はくもり。今晩もデリバリーだ(笑)。しかしだ、浅草住んで20年になるが、こんなにデリバリーに頼って生きるとは思いもしなかった。確かに夜はほとんど外でご飯を食べていないのである。こんな年は住んで以来初めてのことで、飲食業界の人達に申し分け無く思う。

この日は3人(あたしと家人と息子)ともそれぞれ自由な場所にオーダーした。いや、何を考えているのか分からないようなオーダーなのだが、あたしは文京区湯島にある「割烹 松浦」と云う処にした。でも、ここの名前は後から知ったわけで、まずは「和食」を選んだのだ。

「和食」を見ていて「なんだかなー」と思ったのだが、なんと「刺身」をデリバリーしてくれるところがある。あたしはその「刺身」につられてそのサイトを見でみた。そしたら「海老」がいるではないか、それも大好きな「エビフライ」がご飯にのっている。それも「かつ丼」のようにである。

玉子とじ大海老フライと刺身の盛りあわせ

いや、これはそそるなーと、あたしは「玉子とじ大海老フライ 」と名付けられた「海老カツ丼」の様なものと「刺身の盛りあわせ(たぶん3人前)」をお願いしたわけだ。しかし台東区の狭さを今更ながら感じる。隣の文京区湯島とは云え、自転車で15分位だろう、という処で45分で我が家に到着である。

しかし、この「玉子とじ大海老フライ 」には驚かされた。それはその様相にである、海老と玉子の一体化途中の素晴らしさ。驚いたのである。そして「海老フライ」の大きさだ。完全に器から出ているではないか。出ているばかりではなく、この「玉子とじ大海老フライ」(の肝とも云える)この「海老フライ」は流石にデカイ。

ちょっと食べてみる。ハッと気が付く、なんとタマネギが入っていないのである。「かつ丼」の友とも云えるあのタマネギがである。その代わり長ネギが入っていたのだよ(笑)。いや、ビックリした。そしてこれがもの凄くうまい。その上「玉子とじ」の見事さをなんて云えばいいんだ。

ベスト オブ あたしのデリバリー

隙間なく並んだ「海老」と「玉子」と「ネギ」である、大好きな弁当の形である。そしてこれらの下に押しつけられているご飯。それを食べる時の快感は絶対なのだ。「ベスト オブ あたしのデリバリー」があれば断トツの1位に君臨するだろ。完璧なのだ。

あたしが好きなものが詰まっている上に、あたしの意表を突く「長ネギ」の魅力だ。自然と笑顔が零れる。これは「緊張の緩和理論」(桂 枝雀)じゃないか(笑)。

一度店に行かなくてはならないね、と家人と話しながら、突然登場してきたこの「割烹 松浦」の「玉子とじ大海老フライ」を食べたのだ(勿論、ご飯は3分の1、おかず3分の2だけだったけども)。勿論、刺身もうまかったよ、特にトロは最高だったのだ。

刺身の盛りあわせ

割烹 松浦
東京都文京区湯島3丁目45-10