極厚サーモン極厚サーモン


浅草の変わり様の速さ

午前3時起床。浅草は雨。土曜日に浅草の「くら寿司 浅草ROX店」に行ったのだが相変わらずの混みようだった。「くら寿司」をうまいとかまずいの価値観で評価するのはもうやめて、好き嫌いで選ぶのもいいじゃないのか、と最近は思っている。それぐらい「スシロー」や「かっぱ寿司」の様な回転寿司が最近は何故か好きだ。

街的」の定義にある「寿司と洋食と蕎麦は、近所のがいちばんうまい」を適用できるかどうかはわからないが、本来、この文脈では語れないこれらの回転寿司を、思い切って語ってしまってもいいのでは、と思う程、「スシロー」と「くら寿司」は身近にある。

その「スシロー」が7月に浅草一丁目にできるのだ。既にある「浅草吾妻橋店」からは2Kmも離れていない、「ユニクロ」の浅草店(旧「まるごとにっぽん」)のあるビルにである。老舗の味とか云っていた浅草に、何時のまにかに「スシロー」と「くら寿司」という、回転寿司の双璧が揃ってしまう。

この事を嘆くのは簡単だが、ウチ(浅草四丁目)の廻もマンションラッシュで軒並み古い街並みがマンションになってしまう時代だ。あきらかに時代は動いている、それももの凄いスピードである。今更、あの古い街並みが良かった、と云ってももう遅い。この「回転寿司」の双璧ができる浅草六区には「ユニクロ」の浅草店が異様を放ち初めている。

それも先陣を切った「ドン・キホーテ」のせいだと思っている(笑)。その「ドン・キホーテ」でさえ、すっかりあたしの生活の一部となった。そしてこの「くら寿司」もである。なにせ買い物をしていて、突然想い出したように家人が「今日はくら寿司で済ましてしまいましょう」なのである。

くら寿司に云ったのだが相変わらずの混みようだった

「くら寿司」は相変わらす混んでいて、この緊急事態宣言の中、どこからこんなに人が来るんだろう、と思った。あたし達は受付迄1時間30分という券をもらい待っていた。この日は20時までの営業なので食事する時間は30分程である。珍しく家人もそれでいいと云う。

これでインバウンドのお客さんがいたら一体どうなるんだろうなと話す。予定より30分早く呼ばれ、あたしは寿司(のようなもの)を食べにいく。「くら寿司」で食べるものは、多くは「糖質制限食」なのだ。もっとも酢飯を食べさせる寿司屋(のようなもの)で出来ることと云えば、「シャリ」の量を少なくする「シャリハーフ」なのである。

あたしはまずは「極厚サーモン」をお願いする。そう云えばサーモンなんて寿司屋では食べたことがなかったものだ。こういう発見の楽しさがあるのが回転寿司ならではのことかと思う。あたしは今はそんな回転寿司を楽しんでいるのだが、「時の流れに身を任せ」と「テレサ・テン」の唄が聞こえるような「くら寿司」だった。

とうもろこしのかき揚げと茶わん蒸し

生しらす黄身醤油漬け

えんがわ&たこ

ビントロ

くら寿司 浅草ROX店
東京都台東区浅草一丁目25-15浅草ROX4F