冷しかきあげそば冷しかきあげそば


浅草文殊

午前4時起床。浅草は。この日はランチ浅草駅前にある「浅草地下街」に入る階段を降りてみた。そう「文殊浅草店」である。何時も云っているようにこの店は地下にある。銀座線浅草駅と浅草地下街に分かれる処(どっちかと云えば浅草地下街だと思う)にあるのだ。

今日はランチだ。「冷やしかきあげそば」を頼む。この蕎麦も昔は丼に入って出でいた。その頃の中身はシンプルそのもので、蕎麦にかきあげとネギがのり、そして(あたしには用のない)わさびが載って、「ぶっかけ」で出てきた。あの頃の方がずっと「文殊浅草店」らしいのにと思う。

今は「三ツ葉」と「ゆでたまご」が付いて皿に盛られて出てくる。その他のネギとわさびは同じだが、ずいぶんと(見た目は)立派になったものだが、汁は蕎麦全体が沈まない程度の「ぶっかけ」である。そのため、暖かい蕎麦に比べると、ちょっと塩辛さが勝ってしまっている(ようにあたしは思う)。

冷しかきあげそば

しかし「冷やしかきあげ蕎麦」を食べようとするこの時期は兎に角暑い。冷房の殆ど効いていない「文殊浅草店」だ。本当にうまいな、と感じるのは「浅草文殊店」だからだろう(笑)。「かきあげ」が冷たい汁に見事にあう。温かい汁よりも良い位だ。全体が冷たいことにより蕎麦がより一層うまく感じる。

そうなると二つ(あたしは三つか)ばかり邪魔な物がある。そう、「三ツ葉」と「ゆでたまご」(後はわさびもだけれども)はいらないのだ。蕎麦を「かきあげ」だけで手繰らせたほうがずっとうまい、と思う。蕎麦がキュッと引き締まる。「かきあげ」の溶け具合が温かい蕎麦に比べるとより遅い。でも、あたしはこの蕎麦が好きなのだ。[浅草でランチ

冷しかきあげそば

地下街の入口

文殊浅草店
東京都台東区浅草一丁目1-12 浅草地下街