新しい日本型資本主義 
鶏天そば（ひや）
いわもとQ
午前4時20分起床。浅草は晴れ。「いわもとQ 浅草店」へ向かったのだ。勿論ランチの為にである。でも、「いわもとQ」と決まってはいても、そこで何を食べていいのかがまだ決まっていないかった。そう、「いわもとQ」は（まだ）、「これを食べる」という、決めの一手が無かったのである。
例えば「ゆで太郎」なら「2枚もり」があるし、「文殊」なら「春菊天そば」がある。「一由そば」なら、そうトッピングに「ジャンボゲソ天」を載せる、だろうか（笑）。そういう決めの一手が有る蕎麦屋は、他のものを頼んだ時でも安心感がある。しかし無い蕎麦屋というのは、何か何時も不安なのである。
鶏天そば（ひや）
自販機の前に立っても、さて、今日のランチは何にしようと考える。あーめんどくせぃと「鶏天そば」が押したのだ。あたしは鶏天だからまあ食えるだろうと、カウンターで「ひや」頼む。やがて呼ばれて「鶏天そば」が出てきた。なるほど、蕎麦の上のふっくらとした鶏天がある。
あたしはまずは蕎麦を食べた。うまい。「ひや（ふっかけ）」はここが一番うまいかもしれないな、と納得して手繰る、それは蕎麦をすくい上げた時に、蕎麦に付いてくる汁の微妙な量故なのだと思う。さて、問題の「鶏天」である。この「鶏天」も温かくうまい、と思うが、何故か記憶には残らなかった。
ただ、「天ぷら」と汁の微妙な関係性は特筆すべきかもしれない。それは「天ぷら」の衣と汁が触れあう僅かな面の旨さだ。この汁を少しだけ（ほんの少しだけ）吸った衣を囓ると、なんとも云えずいい味がした。それは鶏ではなく油の味だと思う。この「天ぷら」が有る限り「いわもとQ」はいけるかもしれない。 [お蕎麦deランチ]
いわもとQ浅草店
東京都台東区雷門二丁目18-16
