とりあえずはこの巨大な動きの中で流れて、それ以上のスピードで流れていくことで独自性を保っていくことが一つの方法になるかもしれない
午前4時40分起床。浅草はくもり。
「曙湯」は、あたしの近所の銭湯なのだが、最近行ってねえなぁ(笑)。
その「曙湯」に何時の間にか「藤の花」が咲いていた。
毎年の事となる「曙湯と藤の花」を、これまた毎年のように写真の収める。
まだ息子が小さな頃は「曙湯」に通ったものだが、その息子も25歳になった。
25歳にもなると昔のようには行かないのだよ(笑)、と言いながら、
時の流れが繰り返すことが当たり前のこととなっていることを思い知る。
あたしの短くないもない人生も、
マクロ的には(笑)、この「曙湯の藤の花」と同じ様に繰り返しているのだが、
特に六十過ぎてからというもの、その思いは強烈だなと思う。
とりあえずはこの巨大な動きの中で流れて、それ以上のスピードで流れていくことで独自性を保っていくことが一つの方法になるかもしれない。(川俣正:『アートレス』:p45)
だから今年も「浪曲銭湯道場唄」を唸ろう(笑)。
それは「松島一夫」の「銭湯哲学」である。
いや、毎年この時期だけのあたしのヒットソングなのだよ(笑)。
浪曲銭湯道場唄
あ~ 清めよ 流し合おう
銭湯すたれば仁義がすたる 仁義がすたれば銭湯すたる
銭湯すたれば人情すたる 人情すたれば銭湯すたる
社長も乞食も坊さんも
ヤクザもジジイも赤んぼも
ここではみんなおんなじよ
たんなる一個の汚れたからだ 何にも変わりはありません
はだかとはだかの触れ合いで 人の痛みがよく分かる
皆が回りを思いやり いつも仲良くこれたのは これ!学校や法律のおかげではない
なぜならば 学校が教えてくれるんは知識だけ 人生は教えてくれへん
法律が教えてくれるんは そりゃ常識だけじゃ
さすりゃ銭湯は人生を学ぶ最高の道場
銭湯は 銭湯は ここのことじゃぁ! 人生を学ぶ最高の道場やぁ~
清めよ 流し合おう
銭湯すたれば仁義がすたる 仁義がすたれば銭湯すたる
銭湯すたれば人情すたる 人情すたれば銭湯すたる
監督: 杉森秀則
出演: UA/浅野忠信
2003年5月23日
曙湯(あけぼのゆ)
東京都台東区浅草四丁目17-1