三色そば
午前4時50分起床。浅草は晴れ。
この日は珍しく大門に用事があった。
もう夕方の5時になろうとしていた。
午後6時30分からは浅草で一献する約束があったが、
せっかく「芝大門 更科布屋 本店」の近くにいるのだ、入らねばちょっと損だ思ったのだ(笑)。
それで入ってみたのだが頼むものは決まっていだ。
あたしは「三色そば」をお願いしてみたのだ。
思ったよりも早い時間で「三色そば」は登場したが、笊の上に三つの蕎麦が綺麗に盛られていた。
三つを手前から順番に手繰ってみる。
最初に真っ白い蕎麦を手繰ってみる。
真っ白な更科蕎麦だ。更科そばと云えば白い。その白い蕎麦を手繰ってみると優しい味がするのだ。
うん、こうでなくてはならないな、と分かったようなことを云い、
そして二月の「変わりそば」は「梅切り」だ。
更科一門の伝統のような技術で、流石に目を覚ますような味と香りである。
ほーこれは中々よいな、と独りごちる。
最後に普通の蕎麦だと思うが、この蕎麦を手繰るとなにかほっとするのだよ(笑)。
三色の中では一番蕎麦らしい蕎麦だった。
三色夫々を最後まで愛おしく手繰ったが、
だが、三色の蕎麦は夫々の量がやっぱり少ないのだ。でもそれで良いのである。
芝大門 更科布屋 本店
東京都港区芝大門1丁目-15-8