ニュー浅草本店
午前4時45分起床。浅草は晴れ。
この日は「ニュー浅草本店」で家人と待ち合わせだ。
「ニュー浅草本店」は知らないわけがないのだが、なぜか入らずに今まで生きてきた。
そんなわけで、そろそろ入っても良いだろう、と思ったのだよ(笑)。
店は大箱で満杯に近かったが、あたし達は奥の2人掛けのテーブルに通された。
店内は賑やかで、
例えれば、「高村光太郎」が詩集『道程以後』の中の「米久の晩餐」で詠んだような群集とはこういうものか、と思った。
ちょっとばかり若い人や外国人が多いけのだけれども(笑)。
あたし達は「赤星」と「もつ煮込み」、「マグロ山かけ」、「キャベ玉焼」そして「じゃが芋とミートソースチーズ焼き」と「コーンバター」を頼んでみた。
この店の凄い処は店員さんの反応の良さだろう。
呼べば直ぐに来る、直ぐに答える、そしてメニューも直ぐに出てくるのだ。
そして吞んで喰うというリズムが出来上がるのだ。
いやはや素晴らしい!
「もつ煮込み」はあっさりと煮込まれた「もつ」そのものがうまいのだし、
その他の料理もボリュームがありそして安いのだ。
そんな中、壁に書かれた「柿の種」というメニューが気になり、はずれたらまあいいか、と頼んでみたのだが、
そしたらそれが抜群にうまかったのだよ(笑)。
「柿の種」がお通しではなくメニューにあること自体が珍しいのだが、
浅草米問屋造り!と書かれたいい加減な品書きにも関わらず、
若しかしたらこれが「もつ煮込み」と並ぶもう一つの本当のオススメなのかも知れないと思ったのだよ(笑)。
ニュー浅草本店
東京都台東区浅草一丁目35-3