湯上り娘と越の海藻挽き生そうめん
午前5時50分起床。浅草は晴れ。
昨版は「隅田川花火大会」の夜で、あたしの家では毎年テレビで「隅田川花火大会」を見ることにしている。
表に出れば生の大輪が見られるものを、わざわざこうしてテレビで観賞する。
すると、外から音がなんとなく遅れて届いてくるのだ。この不思議な時空間こそ、浅草四丁目に住んでいる人間の醍醐味だろう、とあたしは勝手に思っている(笑)。
こんな夜、家で食べるものは『うどん☆人二合さん』からいただいた「湯上り娘」と「越の海藻挽き(かいそうひき) 生そうめん」である。
それに今日は『馬渕さん』から「山田農園」の「ゴールド・ラッシュ」もいただいたので一本茹でて食べてみた(これは後で別に書くことにしよう)。
さて、「湯上り娘」と「越の海藻挽き 生そうめん」が食卓に一緒にあるのは、今回が初めてのことだ(たぶん)。
午後7時という花火大会の開始時間に合わせて、早業でこの二つを調理する(と云っても、つくったのは家人なのだが)(笑)。
先ずは「越の海藻挽き 生そうめん」である。
このそうめんは「ふのり(海藻)」がつなぎに使われており、「へぎそば」譲りの強いつるみとコシ、そして爽やかなのどごしが楽しめるのだ。
それに、ふのりのおかげで血糖値にも優しく、あたしにとっては実にありがたい一品なのである。
今年はそれを「ねばねば納豆そうめん」に仕立ててみた。
そうめんは茹でて冷水でギュッと締め、しっかり混ぜ合わせた納豆と、輪切りのきゅうり、薄切りのみょうがを器に盛りつける。
そこにかけつゆを回しかけ、付属のすりごまと「こんとび(海苔)」を散らせば完成だ。
勿論「ぶっかけ」なのだが、沢山の具材を絡ませて手繰るそれは、抜群にうまいのだよ(笑)。
そして「湯上り娘」だ。
こいつは、なんと言っても茹で上げる時の香りがたまらない。
枝豆を洗わずに塩でよく揉み、沸騰したたっぷりのお湯で強火で5分ほど少し固めに茹で上げる。
すると、狭い我が家いっぱいに甘く咽せるような香りが広がるのだ。この香りこそが「湯上り娘」の真骨頂であり、最大の醍醐味なのである。
茹で上がったらザルに上げ、水気を切ってまだ温かいうちに塩を振って混ぜる。
ここで水で冷やしてはいけない。
団扇(うちわ)でパタパタと扇いで急速に冷ますのが、色よく仕上げるコツなのだ。
団扇をパタパタやる風に乗って、またあの甘い香りが鼻をつくのだが、これがまた最高なのだよ(笑)。
こうして「湯上り娘」と「越の海藻挽き 生そうめん」が、すっかり我が家の粋な花火の夕餉となった。
勿論、冷えたビールも添えてね(笑)。
越後長岡小嶋屋 殿町本店
新潟県長岡市殿町3丁目2-9

