北海キング北海キング


北海キング

午前4時55分起床。浅草は晴れ。今日は9時14分発の新幹線で盛岡に行くのだが、奈井江町の北海キングをいただいたのだ。もちろんメロンであり、砂子さんからの贈与である。しかし、何時ものようにあたしは量をわきまえていて、今年は8分の1を食べる。

かといって下の写真は4分の1のもので、そのココロは「見栄えが悪いから」。全くいい加減なおやじの云うことである、きっと次は4分の1を食べていることだろう。

この贈り物の主は砂子さんだが、砂子さんは今年から空知建設業協会の会長になった。砂子さんはあたしとたいした年齢は変わらない。あたしも40歳でこの業界(IT業界)に入り、すでに58歳である。

この18年間に何が変わったのかを考えてみると、上流の部分では変化はあったが、基底の部分は変わらないだろう。

とりあえずはこの巨大な動きの中で流れて、それ以上のスピードで流れていくことで独自性を保つとこが一つの方法になるかもしれない」(川俣正:『アートレス』:p45)なのだ。

だだし、この業界(地場の中小建設業)は「独自性」を保ってはいけないのかもしれないが、「独自性」はあくまでも決められ枠の中で、である。例えば、今流行の i-Construction の世界では砂子さんは一番先頭を走っている。

けれどそれさえ、i-Construction という決められた枠の中で、である。しかし地場の中書建設業の経営とはそのようなもだろう。違うのは情熱(ミーム)と思想だけなのだ。

中小建設業にとって、「とりあえずはこの巨大な動きの中で流れて、それ以上のスピードで流れていくことで独自性を保つとこが一つの方法になるかもしれない」なのだが、ただし、決められた枠の中で、というのが必ず入る。

まあ、それは大なり小なり建設業では同じようなもので、それは数ある北海道の地場のメロンの様にだが、この「北海キング」も独自性を持ちながらも、でもそれはメロンの中で、なのである。だから「うまい」のだ、砂子さん、ありがとう!

北海キング