『新自由主義―その歴史的展開と現在』。(デヴィッド・ハーヴェイ)
デヴィッド・ハーヴェイ(著) |
新自由主義(ネオリベラリズム)
新自由主義とは、「市場の公平性」こそが「倫理」であり、国家、社会の機能のすべて、人間の行為のすべてを導くことができる指針である、という教義である。1970年代以降、小さな政府・民営化・規制緩和・市場の自由化などを旗印にして、先進国から途上国までグローバルに浸透していき、思想的にも現実的にも21世紀世界を支配するものとなった。/では新自由主義とは、どうして発生し、どのように各国政府に取り入れられ、いかに各国民の同意をも取りつけていったのか? それは誰によって、誰のために推し進められてきたのか? そして世界をいかなるものに再編しているのか? 本書は、世界を舞台にした40年にわたり政治経済史を追いながら、その構造的メカニズム、その全貌と本質を明らかにするものである。(『新自由主義―その歴史的展開と現在』:帯書き)
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投稿者: momo at 2007年06月06日 | 個別記事 | トラックバック (1)