昨日は夕方から、例えば、Google Maps API を使って道路工事状況を示すことは可能かなと考えていた。考えているだけでもなんなので、実際に書いてみた。

やっつけ仕事だけれどもも、まあイメージとしてはこんなものだろう。Google Maps APIを使う利点は、こんな立派な地図情報がただで使えるってことだ。



Google Maps簡単作成ツール:GMapCreatoを使用して作成した。

地域SNSを考えていくとき、それがmixiのようなブログ(日記)をベースにしたものよりも、地図情報をベースにした方が、より"Rich User Experiences"ではないかなと思っていて、つまり工事情報のようなものはクラスターで閉じる必要もないし、Web上でオープンにしてしまってかまわない。むしろオープン志向が強いほうが利便性は高まるだろうと仮説的に考えている。

工事データを(例えば各社のHPからRSS+ソーシャルブックマークでも使って)きちんとデータベース化できれば、あとはそれこそマッシュアップするだけだ。それを例えば、建設業協会のホームページにでも実装できればよいかなと考えている。

今日の法大ECの講義でもふれるけれども、ITがフツーにある時代のマッシュアップ(つまり創造性の最も基本的なかたち)の要はデータであり、そのデータをどう生成し二次使用にもっていけるかが、Web2.0 memeでいう"Data as the intel inside"の言うことだし、それがデータベース化であり、デコード→エンコードであり、創造性であり、つまりは情報が見える、ということなのだと(私は)思う。

さて今日から法大ECが始まる。今回「も」(強調)受講者は少ないけれども、今回は珍しく、かなり綿密な下準備をしていてた。それはなによりも、今回は建設業にはほとんど触れない講座であるためだ。私の変えてはならないものは「建設業に貢献するIT化」であり、そのための「考える技術」である。それは今も変わらない。ただ今回は、「考える技術」をモジュールのように引っ張り出してきて、その応用を「建設業に貢献するIT化」からより汎用的なものへと開放しようとしている。

それは私の象徴の一部否定であり、ひねりであるのだけれども、それが目論見どおりにいくのかどうかは、やってみないとわからない。とにかくも、今回は受講される方の目線で私も講座を進めるように努力しようと思うのだ。