福島から川中島白桃という桃が届いた。聞きなれない名指しなので、調べてみたら、
長野県長野市川中島四ツ谷の池田正元氏が自園で発見した偶発実生である。1977年に同氏により川中島白桃と命名された。名称登録、品種登録は行われていない。(引用:http://www.nogyo.tosa.net-kochi.gr.jp/saibai/kaju/momo/kawanaka.html)
とのことらしいが、偶発実生っていう言葉になにか心惹かれてしまった。
この桃は見た目はかなり大きくて、手にするとかなり重い。早速食べてみたのだけれど、果肉はやや固めで、糖度はかなり高いのではないかと思う。
つまり、しゃきっとしながら甘いという、高度な技をもった桃のようで、これが偶発実生なんだから、自然の持つ偶有性(創造性)っていうのはおもしろい。
と書いてはみたが、やはり気になるのが「偶発実生」である。これは「ぐうはつみしょう」と読むらしい。
“偶発”とは自然造化により、そして“実生”とは接木や挿木などではなく種子が発生してその幼植物が生長したことを意味しています。(引用:ANA CARGO)
ということらしく、つまりは複数の種類が混生した桃畑で、自然に実が地面に落ちそこから芽がでて育ったもののなかに、偶然に良い品種が生まれた(発見されてた)らしい。こんな表も見つけた。
(引用:「SSR マーカーによるモモの親子鑑定」)