Yahoo!検索での「居酒屋浩司」

このところ、「居酒屋浩司」という検索フレーズでの、当サイトのアクセスが多い――TVでなにかやったのか?

それはそれで、正月早々めでたいことなのだが、先ほどログを確認していて、Yahoo!での検索結果を見るにいたり"ん~"と唸ってしまった。

その原因は(↓)である。

「居酒屋浩司」タグをつけた最新のブログ記事情報です。 別ウィンドウで表示


これって、テクノラティのタグ検索の結果じゃないか。

Yahoo!とTechnoratiは、たしかに持分は違うかもしれないが、これってYahoo!で検索したら、Googleの検索結果が表示されたみたいなものじゃないのだろうか。

もっとも、テクノラティに「居酒屋浩司」なんていうタグをp ing しているのは、このブログぐらいなものだから、テクノラティ経由のアクセスが多いのもたしかだ。

それは、このサイトにとっては悪いことではないかもしれないが、なにかすっきりしない残尿感。(笑)

Yahoo!検索での「浅草 煮込み通り」

さらに"なんだかな"を加速させてくれたのが、Yahoo!検索での「浅草 煮込み通り」の検索結果だ。

これは当サイトの

が表示されるのだが、なにか引きこもりの4畳半フォークソノミーが、無理やり外に引き出されたような感じがして、外気が冷たい。(笑)

まだテクノラティの検索結果が表示されるのならわかる(それも表示はされているが)。

しかし上記の二件は本来、とても(私の)個人的なもであったはずだ。

このことについては、以前、「検索エンジンがFolksonomyへの流れを検索アルゴリズムに取り入れていること。 」では肯定的に捉えてみた。

しかし、なにか違うのじゃないのかな、と最近は思うようになっている。

その"なにか"が、,なんだかよくわからないのはいつものとおりだ。

検索は分業化へ―クラウドソーシング?

各検索エンジンは、Web2.0 meme のいう Tagging Social tagging つまりはFolksonomyへの流れを、検索アルゴリズムに取り入れる傾向があるのはたしかだろう。

それは(当サイトからみれば)技術的に偶有性が高まっていることであることも、またたしかだ――つまりアクセス数は確実に増えている。

しかし検索エンジンが、検索結果で結果を出さずに、(他の)「タグ検索結果」にその先を引き渡す、っていったいなんなのだろうか。

ブログは日々増え続けている。それは膨大な数なのだろうから、GoogkeにしろYahoo!にしろ、処理が追いつかないのはいたしかないだろう。何処かで端折る必要があることも否定はしない。

そのエコノミー性に Tagging を利用しようとしている――というのが私の仮説だ。

となるとWeb検索は分業化(とハイブリッド)が進んでいることになる。

それもこの分業は、 「クラウドソーシング Crowdsourcing」だということになるだろう――それも無償のである。

それは、インターネットが、贈与(もしかしたら純粋贈与)の関係にあることを証明しているのだろうが、しかし、検索はあくまでも偶有的な傾向であること、つまりインターネットの気まぐれは、確実な検索結果をもたらしてくれるわけではないことで、なにか検索精度は(今は)落ちてしまっているような気がする。

まあ、そのおかげで、当サイトは検索アクセス数が増加しているのはたしかなのだが……。

そしてこのエントリーにも「居酒屋浩司」というタグを付けようとしたのだが、それでは精度はますます落ちてしまうのであって――つまりこのテクストには居酒屋浩司という単語は出てきたが、居酒屋浩司のことなんかなんにも書いてない――、贈与的に考えて、そんな意地悪はしちゃいけない、と(私は)それを思いとどまったのである

0701/06追記:――思いとどまったと思ったのだが、無意識に「居酒屋浩司」というタグを付けてしまっていた。 

追記

※このエントリーを書いたあと、「robots.txtでアクセスブロックをしてみる。」で書いたように、robots.txtを置くことで、検索エンジンロボットが、タグ検索結果をクロールすることを制限した。

その結果、このエントリーにある検索結果のリンクは、リンク切れか、当時とは違う検索結果を表示している。

そこでは、上記で書いている分業化の影はかなり薄くなっている。それは検索アルゴリズムの変化によるものが大きいのだろう、と思う。

それはまた(この追記を書いている時点では)私的な目標値にかなり近いものとなっていることを追記しておきたい。(2007/06/01)