笹団子

笹団子笹団子をいただいた。笹団子は新潟のパトリ的たべものであるが、私は好んでこの和菓子を食べるのは、福島にいた頃、会津方面に出かければ比較的容易にこれを入手可能だったからであり――つまり笹団子は新潟を中心としてかなり広い範囲にそのミーム圏を広げている――、日常的に食べていたからである。

そしてこれは保存食のようなものなので、硬くなっても大丈夫。電子レンジでやわらかくして食べることができる。

笹団子(ささだんご)は新潟県特産の餡の入ったヨモギ団子を数枚のササの葉でくるみ、スゲまたはイグサの紐で両端を搾り中央で結んで蒸した和菓子である。紐を解き、バナナのように上半分だけを剥いた状態で下部を持ちながらかぶりつくように食べるのが一般的。(Wikipedeia) 


新津の羽入菓子店

笹団子笹団子はいろいろなメーカー(菓子店)のものが出回っていて、人其々に好みがあるようだが、あたしはこの、新潟市新津の羽入菓子店のものが一番好きである。

ヨモギの多い黒味がかった緑色の団子の中に、甘さの抑えられた小豆の粒餡が隠れている。

この団子がなんとも野性味があってうまいのである。その野性味を生かすように餡は粒餡である。笹団子は粒餡が絶対にうまいと(あたしは)思う。

羽入菓子店
新潟県新潟市新津本町1丁目6-30
0250-22-0462
羽入菓子店