元祖恵比寿ラーメン 700円
2009年5月13日撮影 with SO905iCS +Orton風 by Picnik
ラーメン文法
千束1丁目の元祖恵比寿ラーメンでラーメンとギョウザとおう黄金ランチ。ネットを検索すると、元祖恵比寿ラーメンの紹介写真は皆同じ姿をしていることに気付くし、あたしが撮影してきたものもまったく同じ姿である。それは寸分も違わない配置であり、このラーメンには文法※1が機能していることがわかる。
麺
麺は細麺でありやや縮れが入っている。茹で時間は恐ろしく短い。それを懐かしいといってしまうのは容易だが、そういってしまっては元も子もなく、つまりはこころの中の深層の記憶を刺激はするが、しかし決して古臭くはない食感なのであり、なぜかあっという間に食べ終える。
スープ
有り体にいえば東京醤油ラーメンの定番スープとなるのだろうが、これもまたそういってしまうのは惜しいのであって、来集軒よりはやや塩辛いが菜苑よりは甘く、でもじ「種」に分類していいはずであって、けれど醤油臭がたっているわけでもなく複雑即単純、単純即複雑。
それは昭和33年生まれのあたしの郷愁を強烈に刺激する香り――店の前からその香りがするのでたまらない――であって、その秘密は表面を覆うやや多目の脂であろうが、それがなんだかはよくはわからないのでちょうどよいのだろう。
メンマ
メンマラーメンというメニューも存在するが、写真の通り普通のラーメンでもメンマが大盛に並列なのである。このメンマがここのラーメンの姿を特徴付けているといってもよく、姿は大振りだがやわらくとてもうまい。そしてこのメンマもラーメンが発している香りがすることで鼻腔を刺激するこれはうまいぞ!は相乗的に高まる。
元祖恵比寿ラーメン
千束1丁目の元祖恵比寿ラーメンは、まにあ・1号さんの(浅草での)定宿、東横インの直ぐ隣にある。あたしの家からは西の方角であり、裏浅草的は西は比較的オーソドックなラーメンをだす店(菜苑や来集軒)があり、東にはハッスルや弁慶などといったとんこつ系がある。
このお店は元々は六本木にあった有名店らしいのだが、それがなぜこの地に移転してきて(それもだいぶ前にらしい)、なぜに浅草で「元祖恵比寿ラーメン」なのかは(あたしは)知る由もないのだが、好き/嫌いでいえばメチャクチャに好みの店である。
元祖恵比寿ラーメン (ラーメン / 浅草) |
追記
2007年5月21日:ラーメンと半チャーハン。
2007年8月6日:チャーシューとビール。そしてラーメン。
※注記
- ここでいう「文法」については「盛岡冷麺文法―盛楼閣の冷麺は文法のように美しい。(盛岡市)」を参照
Comment [1]
No.1Ebdlessblueさん
元祖恵比寿ラーメン。
個人的には一番好きなラーメンです。
大好き!