午前5時50分起床。浅草はくもり。
梅雨後半、台東区は夏祭りに沸く。昨日から入谷の朝顔市がたっている(7月6日~8日)。私も昨日散歩がてら出かけてきた。
子宮的構造
浅草方面から見ると、向かって左側(鬼子母神側)に朝顔市がたち、右側は的屋の屋台が並ぶ。それは見事なアジールの空間をかたちづくる。
参詣客は、鬼子母神にたどりつくまで、朝顔市や的屋の屋台に惑わされる(真っ直ぐに鬼子母神の辿りつくことはできない)。しかしそれは確実に中心へと向かう迷宮なのであり、完璧な子宮的構造をもつ――ことで、その集客力は凄まじい。(あらゆるマーケティングを凌駕する)。
鬼子母神の参詣客は行列の出来る繁盛振りで、的屋の屋台の数も、人出も、昨年よりもかなり多いな、と感じた。賑やかであることは楽しい、と素直に思える49歳なのである。
今回の的屋の屋台は、歩道側と車道側に二つの売り場を持つ珍しい構造になっている(つまり表裏がない)。角の店は三面で販売している。私は三面販売の焼きとうもろこし(1本400円)をかじりながら歩いた。
入谷鬼子母神
台東区下谷1-12-16